過去問を斬る!
過去問を分析。レベルを評価し、確実な合格へのポイントを考える。
第28回 平成19年度第1回
<学科・一般知識>
問1:◎
(分類)地球大気
高度別の大気の組成の知識を問う問題。アルゴン・オゾンを踏まえれば、
簡単に選択可能。
問2:◎
(分類)大気における放射
放射の散乱に関する問題。レイリー散乱、ミー散乱の特徴を抑えておく。
(b)の選択がやや難しいと感じた。
問3:△
(分類)大気の熱力学
飽和水蒸気圧・混合比の理解を問う。とっつきにくい形式の問題。
落ち着いて考えれば、それほど難しくないが、短い時間で正解を出せるかが
合否を分かつ。良い問題。しっかり復習しよう。
問4:◎
(分類)降水過程
雲粒の成長に関する知識を問う問題。
惑わされずに、(d)を数式化して考えれば、しっかり正解できるはず。
問5:◎
(分類)大気の力学
気圧・風のシアーに関する次元解析。
日ごろから、定義をしっかり確認し、単位を導けるように練習していれば、
さほど難しくない問題。
問6:◎
(分類)大気の力学
コリオリ力に関する常識問題。これは絶対に落としたくないレベル。
問7:◎
(分類)大気の力学
渦度に関する計算問題。
渦度を単純に計算すればよい。渦度については、単位を問う問題や、
スケールを問う問題もあることを心得ておく。
問8:△
(分類)大気の力学
温度風に関する問題。やや面食らう新しい形式の出題。
問われている内容はそれほど難しいわけではないが、本番では、
パニックになる可能性もある。
問9:◎
(分類)大気の力学
大気境界層における風や気温の分布に関する問題。
基本的な知識で十分解答可能。確実に得点したい。
問10:◎
(分類)エルニーニョ
エルニーニョ現象に関する問題
エルニーニョに関する基本的な知識があれば、簡単な問題。
これも確実に得点を。
問11:◎
(分類)温室効果ガス
二酸化炭素やメタンなどの温室効果ガス問題
最近、よく出題される分野。
気象予報士として、地球温暖化に関する基本的な知識は
身に着けておきましょう。
問12:○
(分類)予報業務の許可
予報業務の許可における変更に関する問題
法律問題は、直前の詰め込み式でも十分対応できる。
予報業務の実施にあたり、適正な業務遂行のため、どういう
ことが求められているのか留意しながら、法律を読みましょう。
<注>
◎:確実に正解したい問題
○:ややレベルの高い問題
△:合否の分かれ目的問題
×:一般的な参考書にない高レベル、あるいは新ジャンル
レベル判定は、あくまで管理人の主観的分析です。