気象予報士試験ワンポイント知識
参考書と並行読んでいただけたら、効果があがるかも。
9.気候の変動(参考:気象予報士試験 徹底攻略テキスト
)
・過去の気候変動
現在は、1万8千年前の氷期より、約6℃気温が高い。
現在は、間氷期にあたる。
気候変動の理由は、地球の公転軌道や地軸の傾きの変化が要因と言われている。
・温室効果
温室効果とは、地球からの長波長の放射(赤外放射)を、大気中の
特定の気体が吸収することで、熱が宇宙に出てしまうのを防いで、大気の
温度(気温)があがること。
水蒸気や二酸化炭素がある。他にもメタン・フロン・一酸化炭素などなど
・二酸化炭素の供給源と消費
二酸化炭素の主な発生源(増える原因)、
・動植物の呼吸、火山の噴火、化石燃料からの排出等
二酸化炭素の主な消費要因(減る原因)
・植物の光合成、海面での吸収等
大陸の多い北半球の夏に二酸化炭素濃度は低く、冬は高くなる傾向がある。
また、海洋は海水温が低いと多く吸収し、高いと吸収量が小さくなる。
・エルニーニョとラニーニャ
南米ペルー沖の海水温の変化が、地球全体の気候に影響を及ぼすことを知っておく。
通常は、ペルー沖は貿易風(東よりの風)で水面付近の海水が西に流され、下から、冷たい水が湧いている。
エルニーニョでは、その風が弱く、海水温が比較的高くなる。
このため、赤道付近の対流が活発な部分が東に移動する。
ラニーニャは逆に、貿易風が強く、活発な域が西に移動する。