気象予報士試験ワンポイント知識
参考書と並行読んでいただけたら、効果があがるかも。
２．大気の鉛直構造（参考：気象予報士試験 徹底攻略テキスト
）
・対流圏の温度減率（高度が上がると、気温が低くなる割合）
１ｋｍ上昇すると６．５℃減少。
・大気の熱源
大気の熱源は地表面。太陽ではない！
・大気の安定
上が冷たく、下が暖かいと大気は不安定というイメージをしっかり持つ。
・成層圏
対流圏の上（約１１ｋｍ上空）にある。高くなるほど暖かい。だから安定的。
・対流圏界面の高度（≒対流圏の厚さ）
赤道付近で１８ｋｍ。両極で８ｋｍ程度。気圧は約１００ｈＰａ。
対流が活発そうなところは対流圏が厚いというイメージ。
・成層圏界面の高度
約５０ｋｍ。気圧は約１ｈＰａ。成層圏にはオゾン層があります。
・オゾン層
約２５ｋｍ。成層圏の中ほど。オゾンは0.2～0.3μｍの紫外線を吸収して大気を暖める。
高さに別のオゾン濃度と成層圏の気温との関係はきちんと理解してください。
オゾン濃度が高いのは２５ｋｍ付近ですが、成層圏で一番高温なのは５０ｋｍ付近です。なぜでしょう？
・中間圏と熱圏
高さの目安は中間圏：約５０～８０ｋｍ、熱圏：８０ｋｍ以上。
気温は中間圏：高度とともに下降。熱圏：高度とともに上昇
熱圏で、波長の短い紫外線は吸収されてなくなる。